433. 大喜利 お題 「お笑い観光タクシー ~地獄編~ 」
以前、「東京編」と「天国編」をつくりましたが、今回は恐ろしそうな「地獄編」。お笑い観光タクシーとなりますかどうか。運転手のみなさんは、地獄に来たばかりの客であるわたしを地獄のあちこちに案内してなにか言ってください。わたしが、「そうなの?」と言いますので、さらに続けてください。
1.縁楽師匠「お客さん、最近オープンした「しのぶ亭」の評判がいいんですよ」
翔太師匠「そうなの?」
縁楽師匠「行楽師匠もっと早く来ればよかったのにねぇ。こっちはあまり落語家いないから」
2.行楽師匠「お客さん、あそこに建築中の家が縁楽師匠の住まいですよ」
翔太師匠「そうなの?」
行楽師匠「なんでも、しこたま貯めこんだお金でも、閻魔大王が天国行きを認めなかったそうですよ」
3.泰平師匠「お客さん、地獄は初めてですか?じゃ、初心者コースご案内します」
翔太師匠「そうなの?」
泰平師匠「刑務所と同じで、輪廻転生のリピーターも多いもんですから」
4.貴久翁師匠「あそこの商店街でスプリングセールやってますよ」
翔太師匠 「そうなの?」
貴久翁師匠「お客さん、ちょっと寄っていきましょう。特賞は、なんと天国行きの蜘蛛の糸ですよ」
5.古遊三師匠「あれが悪名高い、マネーロンダリングをする地獄の銀行ですよ」
翔太師匠 「そうなの?」
古遊三師匠「でも、おアシは洗っても、足は洗わないんですよ」
6.産平師匠「あそこが地獄で一番あくどいキャバクラですよ」
翔太師匠「そうなの?」
産平師匠「骨だけになったけど、骨までしゃぶられるんですよ」
7.縁楽師匠「お客さん、地獄から脱出するっていうのはどうですか。川を渡るんで危険なんですが」
翔太師匠「そうなの?」
縁楽師匠「脱獄って言うんですけどね」
8.行楽師匠「あれ、道を間違ったかな」
翔太師匠「そうなの?」
行楽師匠「ま、道を間違ったからここにいるんですけどね」
9.泰平師匠「お客さん、あそこの不動産屋だけはやめといたほうがいいです」
翔太師匠「そうなの?」
泰平師匠「髪がモジャモジャで赤い服を着たオヤジが不動産ころがしのヤリ手でねぇ」
10.古遊三師匠「お客さん、わたしは長いことここで運転手をしてますがね、無事故無違反なんですよ」
翔太師匠 「そうなの?」
古遊三師匠「でも、それってここじゃバカにされるんですよ」
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