597. 大喜利 お題 「老指揮者のひとり言」
オーケストラを指揮する指揮者は重労働なんじゃないかと思います。みなさんは、歳をとった老指揮者になって、ひとり言を言ってください。それを聞きつけたわたしが「それじゃ困るでしょ」と言いますので、続けてください。
1.縁楽師匠「目が悪くなって、譜面が読みにくくなった」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
縁楽師匠「コンタクトを初めてつくったんだが、タクトを振るコンダクターだから問題ないね」
2.行楽師匠「太ってしまって、ズボンがきつくなった」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
行楽師匠「万一のことを考えて、パンツも黒いのにしてるよ」
翔太師匠「1枚取って!」
3.泰平師匠「最近どうも耳が遠くなって」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
泰平師匠「評論家の雑音が聞こえなくて好都合だよ」
4.貴久翁師匠「五十肩でタクトが振りにくくて」
翔太師匠 「それじゃ困るでしょ」
貴久翁師匠「だから、暗い曲ばっかりやってるの」
5.古遊三師匠「歳をとって、長い時間立っていられない」
翔太師匠 「それじゃ困るでしょ」
古遊三師匠「アテントの世話になっておるよ」
翔太師匠 「座ってても同じでしょ!」
6.産平師匠「若手若手と言われて久しいなぁ」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
産平師匠「なあに、落語界と比べれば」
翔太師匠「1枚あげて。年寄が元気なんですよ」
7.縁楽師匠「お客さんに尻を向けているのが長い間気になっておったので、客席のほうを向いて指揮をすることにしよう」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
縁楽師匠「なあに、お客さんの心が奏でられるだろう」
8.貴久翁師匠「歳のせいか、途中からほかの曲をイメージしてしまう」
翔太師匠 「それじゃ困るでしょ」
貴久翁師匠「違う落語をつなげるようなもんで、案外うまくいく」
翔太師匠 「1枚取って」
9.泰平師匠「タクトを長くしてみた」
翔太師匠「それじゃ困るでしょ」
泰平師匠「杖としても使うから」
10.古遊三師匠「指揮台の上で死ねたら本望なんだが」
翔太師匠 「それじゃ困るでしょ」
古遊三師匠「楽団員には、すぐさま葬送曲に切り替えるように言ってある」
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