笑点風大喜利寄席

50年を超えた長寿番組「笑点」。中でも大喜利は、メンバーのキャラクター人気もあり、愛されつづけています。そんな大喜利の構成を拝借し、オリジナルの問答をつくっていくパロディブログです。川柳やなぞかけなども掲載しています。

94. 大喜利 お題 「化け物使い」

落語「化け物使い」。一人住いのご隠居さんが、入れ替わり立ち替わり出てくる化け物をこき使い、しまいには、化け物に化けていた狸が音をあげて、お暇をくださいと降参する噺です。そこで問題。みなさんは狸ならぬお弟子さんに無理難題を言ってください。弟子のわたしが、「かんべんしてください」と言いますので、続けてください


1.古遊三師匠「こんな自販機が持ち上げられないのか」
        翔太師匠 「かんべんしてください」
        古遊三師匠「こうして弟子が辞めていくんだ」

2.縁楽師匠    「明日、いま教えた噺を高座にあげるように」
        翔太師匠    「かんべんしてください」
        縁楽師匠    「それもそうだな、行楽師匠なんか半年かかるからな」

3.行楽師匠    「明日から縁楽師匠のところへ出稽古に行ってこい」
        翔太師匠    「かんべんしてください」
        行楽師匠    「やっぱり、いやか」

4.貴久翁師匠「返品の貴久蔵ラーメンで食費が浮くぞ」
        翔太師匠    「かんべんしてください」
        貴久翁師匠「3食とは言わない。一日2食でいい」

5.産平師匠    「量販店のテレビ売り場で、俺に座布団をくれるボタンを一度にたくさん押してきてくれ」
        翔太師匠 「かんべんしてください」
        産平師匠    「またテレビ買うしかないか」

6.泰平師匠    「泰平ラーメンを出すことになったから、実験台として協力してくれ」
        翔太師匠 「かんべんしてください」
        泰平師匠    「大丈夫。貴久翁師匠のところのように犠牲者は出さない」

7.行楽師匠    「独演会のチケット、完売にしてくれよ」
        翔太師匠 「かんべんしてください」
        行楽師匠    「ウチの弟子はそれが一番大事な仕事なんだぞ」

8.縁楽師匠    「ある老噺家のお別れ会の準備をしてくれ」
        翔太師匠    「かんべんしてください」
        縁楽師匠    「もうだいたい済んでるんだ。会場の予約だけしてくれ」

9.泰平師匠    「ちゃんとサイコロになって、言う通りの目を出せよ」
        翔太師匠    「かんべんしてください」
        泰平師匠    「なんだ、大月の狸が日頃の恩返しに来たんじゃないのか」

10.古遊三師匠「落語不況になったら、秩父のセメント工場に出稼ぎに
行ってくれ」
         翔太師匠    「かんべんしてください」
         古遊三師匠「心配はいらない。泰平師匠も行くそうだから」

 

93. 大喜利 お題 「よく確かめたほうがよいと思ったとき」

よく確かめないで、しまった!と思うことがみなさんあると思いますそれはどういうときか答えてください。 (このお題は、最近の放送からお借りしています)


1.貴久翁師匠「下痢なのに、下剤を飲んでしまったとき」

 

2.産平師匠    「銀行のATMにいるときに電話がかかってきて、つい、 オレオレと連呼したとき」

 

3.縁楽師匠    「おいしいラーメン店に行くつもりが、となりの貴久蔵
ラーメンに間違って入ってしまったとき」

 

4.泰平師匠     「きれいな看護師さんの出勤ローテーション」

 

5.古遊三師匠 「となりの焼却炉から出てきたお骨を並んで拾ったとき」

 

6.行楽師匠     「10円玉と100円玉を間違って賽銭箱に投げたとき」

 

7.泰平師匠     「子どもの誕生日だと思っていたら、カミさんの誕生日
だったとき」

 

8.行楽師匠  「高座で話し始めたら、プログラムの演目と違うと気が
ついたとき」

 

9.古遊三師匠 「カツ丼の出前を頼もうと電話したら、警察署が出たとき」

 

10.泰平師匠 「家で目がさめて、延長する?って言ってしまったとき」

 

92. 大喜利 お題 「また〇〇かよ」

夫婦の会話。同じ料理が何日も続けて出てきたりすることがあると思います。料理に限りませんが、夫であるみなさんは、「また〇〇かよ」と愚痴を言ってください。妻であるわたしが、「いけなかった?」と返しますので、さらに続けてくだい  (このお題は、最近の放送からお借りしています)


1.縁楽師匠 「また出かけるのかよ」
        翔太師匠 「いけなかった?」
        縁楽師匠 「今日、宅配便は?」

2.貴久翁師匠「また服を買いに行くのかよ」
        翔太師匠    「いけなかった?」
        貴久翁師匠「太るのがいけないって言ってるんだよ」

3.泰平師匠    「また犬を買ったのかよ」
        翔太師匠    「いけなかった?」
        泰平師匠    「また俺の序列が下がるだろ」

4.古遊三師匠 「また病院かよ」
        翔太師匠  「いけなかった?」
        古遊三師匠 「美容院か」

5.産平師匠     「また昨日の残りかよ」
        翔太師匠     「いけなかった?」
        産平師匠     「明日には、今日の残りが昨日の残りになるんだな」

6.行楽師匠     「また女子会かよ」
        翔太師匠  「いけなかった?」
        行楽師匠     「呼び方を変えろよ」

7.貴久翁師匠 「またヘルシーメニューかよ」
        翔太師匠  「いけなかった?」
        貴久翁師匠 「お腹減るしー」

8.縁楽師匠  「またカップメンかよ」
        翔太師匠  「いけなかった?」
        縁楽師匠  「貴久蔵ラーメンよりはいいか」

9.泰平師匠     「また料理番組観てるのかよ」
        翔太師匠  「いけなかった?」
        泰平師匠     「観るだけの番組だったっけ」

10.古遊三師匠 「またメールやってんのかよ」
         翔太師匠    「いけなかった?」
         古遊三師匠「俺への返信はどうなってるんだよ」


91. 大喜利 お題 「親分と子分の会話」

おなじみ、泥棒の親分と子分の会話。今回は、子分であるみなさんが、盗みに入ろうとしている親分のわたしに、「親分、ここはやめておいたほうが」といさめてください。わたしが、「どうしてだ?」と訊きますので、そう思う訳を言ってください


1.縁楽師匠 「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        縁楽師匠 「行楽の家ですぜ。あるのは、借金証文くらいのもんです」

2.行楽師匠    「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        行楽師匠    「縁楽の家ですぜ。こっちが尻の毛まで抜かれるのがおちだ」

3.泰平師匠    「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        泰平師匠    「だって、大月にゃなんにもないってことはもうわかったでしょ」

4.古遊三師匠「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        古遊三師匠「さっきから泰平とカミさんのものすごいケンカの声がしてます」

5.産平師匠    「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        産平師匠    「産平の家は夜泣きで、夜中でもしょっちゅう電気がついてます」

6.貴久翁師匠「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠 「どうしてだ?」
        貴久翁師匠「こんな夜中なのに、貴久翁が落語の稽古してるの聞こえませんか」

7.泰平師匠    「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        泰平師匠    「古遊三が荒らしたあとのようです。なにも残ってませんよ」

8.古遊三師匠「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠 「どうしてだ?」
        古遊三師匠「泰平の妾宅から血の匂いがしてますぜ」

9.貴久翁師匠「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠    「どうしてだ?」
        貴久翁師匠「ここ、バリアフリーじゃないから」

10.縁楽師匠    「親分、ここはやめておいたほうが」
        翔太師匠 「どうしてだ?」
        縁楽師匠    「トランプから盗むもんなんてなんにもありやせんぜ」


90. 大喜利 お題 「パワースポット」

霊的な力が満ちている特別な場所をパワースポットと言いますね。良いことも悪いこともあるなんて言われますが、そこで問題。こんなパワースポットがあるよ、あったよと言ってください。わたしが、「それは何のパワースポットですか?」と訊きますので、答えてください


1.縁楽師匠  「霊気がビンビン漂っています」
        翔太師匠  「それは何のパワースポットですか?」
        縁楽師匠  「そこの司会席のあたりに。みんな逝ってしまった」
        翔太師匠  「ひと言。まだ、お一人・・・」

2.泰平師匠    「霊気ではないんですがね」
        翔太師匠    「それは何のパワースポットですか?」
        泰平師匠    「冷たい空気とパワーが存在するわが家」

3.古遊三師匠「そこへ行くと、男と女がみんなくっついちゃうらしい」
        翔太師匠 「それは何のパワースポットですか?」
        古遊三師匠「男と男には霊験がない」
        翔太師匠    「ちょっと!誤解されるでしょっ」

4.行楽師匠 「そこに行った人は皆すがすがしい気持ちになって帰れる」
        翔太師匠 「それは何のパワースポットですか?」
        行楽師匠    「しのぶ亭」

5.産平師匠    「そこでは、時間が来ると湧き水が見られるんです」
        翔太師匠    「それは何のパワースポットですか?」
        産平師匠    「わたしにパワーを与えてくれる息子のオムツ交換」

6.泰平師匠    「この場所で首を切られたヤツの魂がいまだにウロウロしている」
        翔太師匠 「それは何のパワースポットですか?」
        泰平師匠    「ほら、そこの上手に」

7.貴久翁師匠「いやなことを忘れて、みんな笑顔になれるんです」
        翔太師匠 「それは何のパワースポットですか?」
        貴久翁師匠「笑点」

8.縁楽師匠    「お気持ちを感じるために行かなければと思っています」
        翔太師匠    「それは何のパワースポットですか?」
        縁楽師匠 「圓生師匠のお墓ですよ」

9.泰平師匠    「気が強いので、近寄ると危険です」
        翔太師匠 「それは何のパワースポットですか?」
        泰平師匠    「アメリカにある白い家」

10.古遊三師匠「失神することもあるので、女性はあまり近づかないほうがいい」
         翔太師匠   「それは何のパワースポットですか?」
         古遊三師匠 「この俺だよ」