274. 大喜利 お題 「ちょっとそこまで」
昔はよく、あまり深い意味ではない会話というものがありました。どこへ行くのかと訊かれ、具体的に答える必要もないので、「ちょっとそこまで」は代表的なものでしょう。訊く側も、あいさつ程度のご機嫌伺いのような軽い気持ちで言ってます。わたしが、「どちらまで?」と訊きますので、「ちょっとそこまで」と言ったあとで、何をしに行くのかをあえて答えていただきたい。
1.翔太師匠 「どちらまで?」
古遊三師匠「ちょっとそこまで。なに、任意出頭だから問題ない」
2.翔太師匠「どちらまで?」
縁楽師匠「ちょっとそこまで。ごめん、急がないと老噺家の通夜に間に合わない」
3.翔太師匠「どちらまで?」
泰平師匠「ちょっとそこまで。大月の古遊三師匠の墓参りに」
4.翔太師匠 「どちらまで?」
古遊三師匠「ちょっとそこまで。泰平師匠に化けて出なきゃ」
5.翔太師匠 「どちらまで?」
貴久翁師匠「ちょっとそこまで。病院に。お客さんのお見舞い」
翔太師匠 「・・・どっちのお客さんですか?」
6.翔太師匠「どちらまで?」
産平師匠「ちょっとそこまで。カミさんに頼まれるいつものお使い」
7.翔太師匠「どちらまで?」
行楽師匠「ちょっとそこまで。銀行の人が来るって言うので」
8.翔太師匠 「どちらまで?」
貴久翁師匠「ちょっとそこまで。保健所の人が来るって言うので」
9.翔太師匠「どちらまで?」
泰平師匠「ちょっとそこまで。家に帰る前に心の準備をしてるんですよ」
翔太師匠「出かけるんじゃなくて、帰るんですね」
10.翔太師匠「どちらまで?」
縁楽師匠「ちょっとそこまで。官邸と口裏合わせに」
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